「学び続ける力としなやかでたくましい心と体の育成」
学び続ける力とは生涯に渡って学習していく上での基礎を培う視点に立って、確かな学力と学ぶ意欲や態度を育てる。しなやかでたくましい心と体とは豊かな人間性や社会性を養い、時代や社会の変化に対応できる柔軟性と自らの未来を切り拓くたくましい心と体を育む。
目指す生徒像
(1)明るく自主的にあいさつのできる生徒
(2)自分を大切にし、他人を思いやることのできる生徒
(3)進んで学習に向かい、心身共に鍛えることのできる生徒
目指す教師像
(1)人権感覚に富み、人間味あふれる教師
(2)協働の精神を大切にする教師
(3)より良い指導のために学び続ける教師
小鮎中学校ミッション
「子どもたちの笑顔と未来のために!」そして「共に成長できる学校づくり」を目指します。
1 地域に支えられる学校
小鮎中学校は、自然と地域と人に恵まれた、大変豊かな学校です。小鮎中学校の周りには、多くの里山があり、小鮎川が流れ、四季折々に変化する美しい日本の風景を楽しむことができます。そして、その自然が校歌に見事に表現され、校歌を大切に歌い継ぐ姿勢が本校の伝統となっています。また、小鮎公民館を中心とした社会教育団体や自治会の組織が、小鮎中学校区と同一であることから、学校が地域と協力、連携しやすい環境に恵まれています。小鮎地区には、地域の学校として様々な方々が学校や子ども達に関わり、地域全体で子供たちの健全育成を推進していこうという機運があります。
平成21年度からは、小・中学校PTAと青少年健全育成会の共同事業として「小鮎いどばた会」を立ち上げ、統一スローガンを『あいさつができる子に育てよう!~大人が変われば子どもも変わる』として、地域全体で挨拶を日常化し、保護者間のコミュニケーションを豊かにしていく取組を推進しています。本校の生徒からは、家庭での会話が増えたという成果が見られるようになりました。
2 小中連携を深める学校
本校では、平成21年度から、厚木市教育委員会の小中一貫教育推進学区としての研究指定を受け、小鮎小学校、飯山小学校とともに9年間をつないで伸ばす一貫教育に取り組んできました。研究指定終了後も継続・発展させて取り組んでいます。特徴は小中共通課題を設定し、9年間の発達段階に応じて目標と方策を明らかにして、3校の教育活動の重点に位置付けて取り組んで来ました。その成果が児童・生徒の姿として徐々に見られるようになりました。また、9年間の家庭学習ステップ表を作成し、小中一貫して家庭学習の定着と基礎学力の向上に取り組んでいます。さらに、児童・生徒間交流や行事への参加、教員間では、小中合同の授業研究会の開催やカリキュラム連携なども進めています。入学前の小学生へ「春休みの学習課題」を中学校側が作成して出したり、春休み中の部活動見学や体験入部も始めました。また、23年度からは、中学校の教員が教科担任として年間を通して6年生に授業をするという厚木市のモデル事業も本地区で実施しています。
3 「生徒の力で学校をつくる」自治力を育てる学校
本校では、「生徒の力で学校をつくる」ことを合い言葉に、伝え合う力、協力する態度、より良く改善する知恵と力を鍛え、生徒の自主的、自治的な力の育成を目指して取り組んでいます。3年生は、学校のリーダーとしての役割を担い、上級生は下級生によい手本を示し、下級生は上級生の姿から様々なことを学んで成長しています。「上学年が下学年を育てる」というのが小鮎中の校風として根付いてきました。これは、生徒会活動や部活動が活発なこと、集会活動や行事等でモデルとなる姿を下級生が見ること、縦割りの良さを活かした全校合唱や学力向上の取組などが効果を上げ、どの生徒も自分の成長が実感できるからだと思います。生徒は「絆やつながり」「支え合うこと」「感謝すること」などを大切にし、生徒の口からもよく聞かれる言葉です。
4 「つないで伸ばす」を教育理念とする学校
本校では「つないで伸ばす小鮎中教育」という理念を立ち上げました。小学校と9年間をつないで伸ばすことの必要性と効果を実感しているからです。これを縦軸とすると家庭や地域とは、横軸としての「つないで伸ばす」教育が位置付けられます。また、生徒の学習活動も「つなぐ」ことで、基礎学力も思考力や表現力、さらには学習意欲や主体的な態度を伸ばすことができると考えます。教職員間では「つないで伸ばす」教育の一端を自分が担っていることへの意識を高め、チームワークやネットワークの高まりが見られます。さらに個々の教育活動を「つなぐ」ことで、教育効果の高まりが期待できます。詳しくは、【教育理念】のページをご覧下さい。
校歌・校章
石川晴哉さん(昭和24年卒業)が小鮎中の「小」と「中」の文字をデザインして誕生した。しかし、小鮎と判明できないことから短期間のうちに鮎中の二文字をデザインした校章に改定(昭和28年9月18日)された。 鮎中の文字デザインだけではさびしいと職員間の話題になり、職員の考案による鮎をあしらった現在の形に変更(昭和42年)された。 本校の学区は、西に大山連峰の美しい山なみを仰ぎ、北東は、若鮎おどる小鮎川に臨む山紫水明の地にあり、自然に恵まれている。この清流に生をうけた若鮎のように、強く正しく、たくましく生きてほしいという願いを込めてこの校章がつくられた。
昭和22年 5月 愛甲郡小鮎村立小鮎中学校として同村立小鮎小学校の校舎を借り設立
昭和22年 5月 校舎第1期工事完成
昭和26年 9月 校舎第2期工事完成
昭和28年 9月 校旗制定
昭和30年 2月 町村合併により、厚木市立小鮎中学校と改称
昭和30年 5月 校舎第3期工事完成
昭和37年 8月 校舎第4期工事完成
昭和42年 4月 創立20周年記念事業として、教材園「岩石園」を中庭に造園
昭和43年 11月 創立20周年記念事業として、「三省の碑」建立
昭和44年 5月 青少年赤十字(JRC)に加盟
昭和45年 8月 鉄筋コンクリート3階建て校舎完成
昭和46年 11月 県教委より、環境美化優良校として表彰を受ける
昭和47年 3月 鉄筋コンクリート2階建て体育館完成
昭和48年 4月 厚木市教委より「JRC教育」の指定研究を受ける
昭和49年 6月 歯科保健優良校として表彰
昭和49年 4月 県・市教委より「交通安全教育」の指定研究を受ける(50年発表)
昭和51年 11月 市教委より「交通安全優良校」の表彰を受ける
昭和53年 4月 県・市教委より「教育課程技術・家庭科」の指定研究を受ける
昭和53年 4月 管理・特別教室棟、一般教室棟(6教室)増改築工事完成
昭和57年 1月 市教委指定自主研究校として教育課程研究発表会を開催
昭和58年 4月 プール建設着工
昭和59年 4月 県・市指定「ふれあい教育」
昭和59年 11月 県PTA協議会より「優良PTA」の表彰を受ける
昭和60年 12月 小鮎中学校区ふれあい教育研究発表会
昭和61年 3月 西側新校舎完成
昭和61年 4月 特別指導学級開設
昭和61年 11月 「優良PTA」として県教育委員会より表彰受賞
昭和62年 9月 グランド夜間照明設置
昭和62年 11月 教室新築(10教室)完成
昭和63年 4月 県研究指定校「中学校区幼児・児童・生徒指導推進地域指定」(3年間)
昭和63年 8月 LL教室完成
平成元年 3月 特別指導学級閉級
平成 3年 4月 新1年生標準服改訂
平成 3年 4月 市教委指定自主研究「生徒指導」
平成 4年 4月 PC教室等増築棟完成 特別指導学級開設
平成 4年 11月 青少年赤十字(JRC)銀色有功章受賞
平成 5年 11月 駅伝県大会優勝・全国大会出場
平成 7年 4月 市指定「人権・同和教育」
平成 8年 9月 吹奏楽県大会優秀賞、東関東大会銀賞
平成 9年 5月 創立50周年記念式典挙行 紅白花みずきを植樹
平成 9年 9月 吹奏楽県大会優秀賞・奨励賞、東関東大会銀賞
平成 9年 11月 市教委指定自主研究「人権・同和教育」発表
平成10年 3月 グラウンド・スプリンクラー設置
平成11年 8月 1号棟1~3階トイレ改修
平成11年 11月 グランド防球ネット設置
平成13年 8月 1号棟校舎耐震工事
平成13年 8月 屋外給水管改修工事
平成14年 3月 プール塗装工事
平成14年 9月 3号棟校舎耐震工事
平成15年 8月 屋内給水管改修工事
平成15年 9月 給湯室ガス管改修工事
平成16年 3月 プール横通学路整備
平成16年 10月 1・2号棟外壁改修工事
平成17年 4月 県研究委託校「英語」
平成18年 7月 体育館耐震工事 給食配膳室設置工事
平成19年 4月 完全給食開始
平成20年 4月 エレベーター設置工事
平成26年 3月 教室冷暖房設備工事
令和 2年 9月 5号棟トイレ改修工事